外壁補修材、選び方でここまで違う

この記事を書いた人

建築施工管理技士/宅地建物取引士/Webエンジニア
・2級建築施工管理技士(取得年:2024年)
・宅地建物取引士(取得年:2020年)
・改修工事施工管理歴:6年(2018年〜現在)
・商業施設改修・修繕200件、マンション大規模修繕15棟
・不動産業務経験:買取再販・売買仲介 3年
・Mac活用13年

外壁補修をする人のイラスト
この記事でわかること
  • 外壁補修材の種類と用途別の特徴・性能の違い
  • DIY用とプロ用補修材の具体的な差異と選択基準
  • 実際の現場で起きた補修失敗事例と対策方法
  • 補修箇所・材料別の最適な補修材選定ポイント
  • プロ推奨の補修材と使用時の注意事項

「ちょっとしたひび割れだし、ホームセンターで安い補修材を買って自分でやればいいか」──そんな風に考えていませんか?

改修工事の施工管理として5年以上現場に立つ中で、**補修材の選び方を間違えたばかりに高額な再工事**になってしまったケースをいくつか見てきました。つい先月も、DIY補修の失敗で50万円の全面補修工事になった現場に立ち会ったばかりです。

国土交通省の住宅品質確保促進法でも外壁の適切な維持管理の重要性が示されているように、補修材選びは建物の寿命に直結する重要な判断です。

この記事では、**施工管理の現場経験をもとに、DIY向けからプロ用までの補修材の違いや選び方**を、実際の失敗例とコストを交えて詳しく解説します。適切な材料選択により、無駄な出費と再工事のリスクを確実に避けることができます。


外壁補修材の基本分類と特性

外壁補修材は成分や用途によって大きく4つのカテゴリーに分類されます。それぞれの特性を理解することで、適切な選択が可能になります。

1. セメント・モルタル系補修材

乾燥後に硬くなり、塗装との相性が良いタイプです。**構造的な強度が必要な箇所**に適していますが、柔軟性がないため建物の微細な動きには追従しません。

基本的な使い方として、配合する水の量を調整して使い分けています。水分量を増やせば液状になるため、細かい隙間への注入も可能。外壁補修で見た目にこだわる場合は、コテで整形後、少し乾いてからハケで水を撒いて平滑に仕上げるという技術が必要です。職人さんの技術によっては、平滑面や角を作る際のクオリティに差が出やすいです。

周囲の壁面にレベルを合わせて平滑に仕上げますが、既存の壁面と全く同じものは再現が難しく、多少の段差が出ることがあります。塗装で仕上げることが可能ですが、光の当たり具合で補修跡がくっきり見えるようになります。

また、塗り厚によってはかなりの重量となるため、鉄筋やメッシュを入れて補強をするなどの付随作業が出ることがあります。立面(壁面)に塗りつけるため、重量や付着力によっては剥がれ落ちて危険な場合があり、一定のスキルが必要です。

モルタル系補修材の特徴
  • 適用箇所:モルタル外壁、コンクリート壁の欠け・深いひび
  • 耐久性:5-10年(施工環境による)
  • 施工性:左官技術が必要、ある程度の経験が必要
  • 仕上げ:塗装可能。表面を平滑に仕上げ可能だが軽微な段差が出るため、補修跡は出やすい
  • 材料費:1㎡あたり500-1,500円
ぱんたロイド
モルタル系は強度が出るけど、建物の微細な動きについていけないんです。だから適用箇所を間違えると、せっかく直したのにまたひび割れが…なんてことになっちゃうんですよね。

2. シリコン・ウレタン系シーリング材

**柔軟性と防水性に優れた**素材で、動きのある外壁目地やサイディングの継ぎ目に使用します。ただし、塗装との相性には注意が必要で、特にシリコン系は塗装不可の場合が多いです。

防水端部の処理などに使用されることも多く、防水工事に分類されることが多いです。外壁のひび割れに擦り込んで止水補修をする場合もあります。しかし、あくまで「素材の違い」や「(地震による振動や経年劣化による)動きのある部分」などへの追随性による破損の防止がメインになります。
耐久性も低い(通常の防水材は5〜15年に対しシーリング材は3〜5年程度)ため、ひび割れ補修に使用する場合はあくまで一時的な簡易補修として行う場合が多いです。

現場でよく見るのが、YouTubeの動画を見てカートリッジの先端をカットして施工する方法ですが、**メーカーは推奨していません**。正しい手順は:マスキングテープで養生→プライマー塗布→シーリング打設→専用ヘラでなすり→養生撤去の流れです。

シーリング材の特徴
  • 適用箇所:サイディング目地、窓周り、屋根と外壁の取り合い
  • 耐久性:3-10年(材質・施工品質による)
  • 施工性:カートリッジ式で比較的簡単
  • 仕上げ:塗装不可タイプと塗装可能タイプに分類
  • 材料費:1mあたり500-1,200円

特に重要なのが、**表面的な美しさよりも内部への確実な充填**です。表面が綺麗でも内部に空隙があると施工不良となり、雨水の浸入につながります。

3. 弾性・微弾性塗料系補修材

補修と塗装を同時に行える製品群で、**微細なひび割れの補修**に適しています。ただし、構造的な問題がある場合には根本的な解決にはなりません。

大規模修繕工事の現場では、事前にひび割れのみに塗布しておいた後、外壁塗装の下塗り材としてもう一度壁全面に塗布する場合がほとんどです。

希釈量を調整したり特殊なローラーを使用したりすることで、外壁にさまざまなパターン(ゆず肌風など)をつけることも可能です。パターンを違和感なく綺麗に再現することも、塗装職人の大事なスキルになります。

建築工事標準仕様書JASS 18に準拠した材料を選ぶことで、長期的な品質が保証されます。

弾性塗料系補修材の特徴
  • 適用箇所:0.3mm以下の微細ひび、表面劣化部分
  • 耐久性:3-7年(環境条件による)
  • 施工性:ローラー・刷毛で塗布、DIY可能
  • 仕上げ:補修と塗装が同時完了
  • 材料費:1㎡あたり800-2,000円

4. エポキシ樹脂系補修材

**高強度で耐久性が非常に高い**補修材ですが、硬化後は非常に硬くなるため、建物の動きには追従しません。構造的な補修や、動きの少ない箇所に限定して使用します。

主剤と硬化剤の2つの液体を混ぜ、化学反応で硬化させる補修材になります。ハチミツのような硬めの液体の場合がほとんどです。
上記3つの補修材に比べ、硬化時に収縮や膨張することがないのも特徴です。

硬化後は上からの塗装ができないこともあり、躯体内部の不具合(外壁コンクリートの内部に発生した空隙)に注入する工法などで使用されます。

材料系統別の性能比較

材料系統主な用途柔軟性塗装性耐久性DIY難易度
セメント系構造補修・肉盛り
シリコン系目地・防水
ウレタン系目地・可動部
弾性塗料系微細ひび・表面
エポキシ系構造補修・高強度非常に高

DIY用とプロ用の決定的な違い

同じ成分の補修材でも、DIY用とプロ用では性能・価格・使用条件が大きく異なります。日本産業標準調査会(JISC)の建築材料品質基準に基づいて、その違いを詳しく解説します。

性能・品質の違い

DIY用の特徴と制約
  • 安全性重視:有機溶剤含有量を抑制、作業性を向上
  • 施工幅の広さ:多少の施工ミスでも性能を発揮する設計
  • パッケージ制限:小容量での販売により単価上昇
  • 技術情報の簡略化:詳細な施工仕様書がない場合も
プロ用の特徴と利点
  • 性能特化:密着性・耐久性・塗装適性に優れる
  • 専門対応:特定の用途に最適化された配合
  • 品質保証:適切施工時のメーカー保証付き
  • 大容量対応:業務用サイズで材料単価を抑制
  • 技術サポート:メーカーからの詳細な技術指導
ぱんたロイド
最初は「プロ用は高いなあ」と思いがちですが、長期的に考えるとDIYでの補修より安上がりになる場合が多いと感じます。特に足場が必要な高所の補修では、何度もやり直すリスクを考えるとプロ用一択ですね。

実際の現場で起きた補修失敗事例と損失額

適切でない補修材選択が引き起こした実際のトラブル事例を、詳細な数値とともにご紹介します。

【事例1】シリコンシーリングの材料選択ミス

**発生場所:**神奈川県内の商業施設
**補修内容:**外壁のひび割れ補修
**使用材料:**一般的なシリコンシーリング(塗装不可タイプ)

施設管理者がコスト削減のため、汎用シリコンシーリングで補修を実施。シリコン自体の耐久性は15年以上あるものの、塗装面への**可塑剤侵食(ブリード現象)**により1年後から変色が始まりました。(※可塑剤:多くのシーリング材に含まれる、塗料と反応してしまう成分)

失敗の詳細経過と損失
  • 1年後:シーリング周辺に黄褐色の染み発生
  • 2年後:染み範囲が拡大、美観上の問題に
  • 3年後:全面撤去・再施工が必要と判断
  • 直接費用:撤去費用80万円 + 再施工費用120万円 = 200万円
  • 間接費用:間違った補修にかかった費用 + 営業機会損失(美観悪化による)

根本原因は**塗装面との化学的相性を無視した材料選択**でした。塗装可能タイプのウレタンシーリングを使用していれば、半分程度の施工費で済んだはずです。

【事例2】ホームセンター補修材による収縮問題

**発生場所:**東京都内の戸建て住宅
**補修内容:**外壁モルタルの欠損補修(約30cm×20cm)
**使用材料:**ホームセンター購入の汎用パテ材

DIYで外壁の欠損部分を補修したところ、**収縮による凹み**が徐々に発生。雨水の溜まり場となり、さらなる劣化を引き起こしました。

失敗の進行過程と費用
  • 1ヶ月後:補修部分に5mm程度の凹み発生
  • 3ヶ月後:雨水溜まりによる塗膜の膨れ
  • 6ヶ月後:周辺塗装の剥離・下地の腐食開始
  • 1年後:構造体への影響を考慮し、全面的な補修工事を実施
  • 補修費用:**180万円(外壁全面塗り替え+構造補修)
  • 初期補修費用:**5,000円(材料費のみ)
  • 費用比:**約360倍のコスト増**
ぱんたロイド
実際には修繕の時期と重なっている場合も多いため、ここまで大きな損失ではないとも言えますが。。。

補修材選択の5ステップ判断法

国土交通省の住宅性能表示制度を参考に、適切な補修材を選択するための体系的な判断方法をご紹介します。

  1. 【Step1】損傷部位の詳細調査
    • ひび割れ:幅・深さ・方向・延長を測定
    • 欠け・穴:最大径・深さ・形状を確認
    • 目地部分:劣化状況・可動性の有無
    • 取り合い部:防水性能の要求度
  2. 【Step2】既存材料との適合性確認
    • モルタル壁:アルカリ性・吸水性・熱膨張率
    • ALC:軽量性・断熱性・可動性
    • サイディング:材質(金属・窯業・樹脂)別の特性
    • タイル・石材:接着剤との相性・熱膨張差
  3. 【Step3】環境条件の評価
    • 方位:南面(紫外線強)・北面(湿度高)
    • 立地:海岸部(塩害)・山間部(寒暖差大)
    • 使用条件:高所・人の接触頻度
    • メンテナンス性:アクセス性・点検頻度
  4. 【Step4】要求性能の優先順位決定
    • 防水性能:雨水浸入防止が最優先か
    • 美観性能:見た目の重要度
    • 耐久性能:何年持たせたいか
    • 経済性能:初期費用vs長期費用
  5. 【Step5】施工体制と技術レベルの確認
    • DIY:基本的な工具・技術で対応可能か
    • 半プロ:一部専門業者の協力が必要か
    • 完全プロ:専門技術・機材が不可欠か
    • アフターサービス:保証・メンテナンスの体制

補修箇所別の推奨材料マトリックス

補修箇所損傷レベル第1選択材料第2選択材料避けるべき材料
構造ひび(0.3mm以上)重度エポキシ注入材高強度セメント系シリコン系・弾性塗料
微細ひび(0.3mm未満)軽度微弾性フィラー弾性塗料系硬質充填材
サイディング目地中度変成シリコンウレタン系アクリル系
大きな欠け・穴重度エポキシパテモルタル系発泡ウレタン単体
防水重要箇所重度ウレタン防水材変成シリコン水系塗料単体

プロが現場で使っている推奨材料

実際の改修工事現場で使用実績があり、長期的な効果が確認されている製品を厳選してご紹介します。価格は2025年時点の実勢価格です。

【カテゴリー1】高性能シーリング材

オート化学工業:オートンイクシード
  • 用途:**サイディング目地・窓周り**
  • 特徴:**15年品質保証・優れた塗装性・低汚染性**
  • 実績:**当社施工物件で7年経過時点での劣化なし**
  • 価格:**1本(333ml)約1,200円**
  • 推奨理由:**メーカー保証により長期品質が担保される**
横浜ゴム:ハマタイト PU-50
  • 用途:**ウレタン防水との接合部**
  • 特徴:**防水材との相性抜群・高い耐候性**
  • 実績:**バルコニー防水工事で5年無劣化**
  • 価格:**1本(320ml)約980円**

【カテゴリー2】構造補修材

コニシ:エポコンクリート
  • 用途:**構造的なひび割れ・欠損補修**
  • 特徴:**高強度・収縮補償型・優れた密着性**
  • 実績:**RC造の構造補修で10年以上の実績**
  • 価格:**1kgセット約2,500円**
日本特殊塗料:ユータックE-268
  • 用途:**ひび割れ注入・構造補強**
  • 特徴:**低粘度で深部まで浸透・高強度発現**
  • 価格:**1kgセット約3,200円**

【カテゴリー3】万能補修材

セメダイン:ポリパテ
  • 用途:**小面積の欠け・穴埋め**
  • 特徴:**塗装性良好・作業性優秀・収縮少**
  • 実績:**DIYレベルでも安定した仕上がり**
  • 価格:**500gチューブ約800円**

使用時の重要ポイント

施工時の必須確認事項
  • 温度条件:**5-35℃での施工(製品により異なる)**
  • 湿度管理:**相対湿度85%以下**
  • 下地処理:**清掃・乾燥・プライマー処理の徹底**
  • 養生期間:**完全硬化まで24-72時間**
  • 品質確認:**硬化後の密着性・外観チェック**

下地処理の重要性と正しい手順

どんなに高性能な補修材を使用しても、下地処理が不適切では期待した性能を発揮できません。国土交通省の住宅品質確保技術指針に基づいた正しい手順をご紹介します。

下地処理の完全手順

  1. 【事前調査・準備】**(作業時間:30分~1時間)**
    • 損傷範囲の正確な測定・マーキング
    • 周辺部の劣化状況確認
    • 必要工具・材料の準備
    • 天候条件の確認
  2. 【粗清掃・除去作業】**(作業時間:1~3時間)**
    • 浮いた塗膜・モルタル片の完全除去
    • カッター・ワイヤーブラシによる機械的清掃
    • 高圧洗浄(必要に応じて)
    • 油分・カビ・苔の化学的除去
  3. 【乾燥・含水率確認】**(待機時間:24~72時間)**
    • 表面水分の完全除去
    • 含水率計による内部水分測定(8%以下推奨)
    • 乾燥期間の天候管理
  4. 【プライマー処理】**(作業時間:30分~1時間)**
    • 素材適合プライマーの選定
    • 薄く均一な塗布(刷毛・ローラー使用)
    • 指定乾燥時間の厳守
    • 塗り残し・ムラのチェック
  5. 【最終準備】**(作業時間:15~30分)**
    • マスキングテープによる養生
    • 施工環境の最終確認
    • 補修材の準備・攪拌
ぱんたロイド
下地処理って地味で時間がかかるから、つい手を抜きたくなっちゃうんですが、ここが一番大事なところなんです。「急がば回れ」っていうことわざがありますが、補修工事ではまさにその通りなんですよね。

下地処理の品質チェックポイント

チェック項目確認方法合格基準不合格時の対策
表面清掃度目視・触診粉じん・油分なし再清掃・脱脂処理
含水率含水率計測定8%以下追加乾燥期間
密着性テープ試験剥がれなし再プライマー処理
平滑性直定規確認±2mm以内下地調整材適用

施工後の品質管理と長期メンテナンス

補修完了後の品質管理と定期点検が、長期的な性能維持の鍵となります。建築物の適切な維持管理の重要性を踏まえ、実践的な管理方法をご紹介します。

段階別点検スケジュールと対応

点検時期主要確認項目想定される問題対応レベル費用目安
施工1週間後硬化状況・初期不良未硬化・気泡・密着不良施工者対応無料
1ヶ月後収縮・ひび・剥がれ材料収縮・施工不良部分補修1~5万円
6ヶ月後変色・劣化・防水性紫外線劣化・化学変化部分再施工5~15万円
1年後全体的な耐久性評価設計寿命との乖離専門業者診断3~10万円
3年後更新計画の検討予想以上の劣化進行全面見直し50万円~

早期発見のための症状チェック

要注意症状とその意味
  • 白化・粉化:**紫外線劣化の初期症状**
  • ひび割れ:**下地の動きへの追従不足**
  • 剥がれ・浮き:**密着不良または材料劣化**
  • 変色・染み:**内部からの成分溶出**
  • 硬化・脆化:**材料寿命の到来**

法規制と品質基準への適合

外壁補修材の選定・使用にあたっては、関連法規・基準への適合が重要です。主要な規格・基準を整理します。

適用される主な法規制・基準

主要法規・基準一覧
  • 建築基準法第37条:建築材料の品質基準
  • JIS A 5758:建築用シーリング材の品質基準
  • JIS A 1439:モルタルの圧縮強度試験方法
  • JASS 18:建築工事標準仕様書・塗装工事
  • 建築基準法施行令:外壁の構造・材料に関する規定

品質保証とアフターサービス

保証種別対象範囲保証期間保証条件
製品保証材料品質・性能1~5年メーカー指定施工
施工保証施工不良・初期不良1~3年認定業者施工
性能保証防水・耐久性能5~15年定期点検実施
瑕疵保証構造・防水に関わる不具合10年法的義務

まとめ:適切な材料選択が建物の寿命を左右する

改修工事施工管理として5年以上の現場経験から確信していることは、**外壁補修材の選択一つでも、建物の寿命と維持費用を左右することがある**ということです。

特に重要なのは以下の4つのポイントです:

成功する補修のための4原則
  • 【適材適所の原則】:**補修箇所の特性に応じた最適材料の選択**
  • 【下地処理の徹底】:**見えない部分こそ手を抜かない**
  • 【長期視点のコスト計算】:**初期費用だけでなく10年単位での比較**
  • 【専門知識の活用】:**迷ったら専門業者に相談**

実際の現場で見てきた失敗事例では、**材料費の節約によって最終的に10倍以上のコスト**がかかったケースが多数あります。一方で、適切な材料選択と施工により、15年以上メンテナンスフリーで美観を保っている建物も数多く存在します。

専門業者への相談を推奨するケース
  • 補修範囲が1㎡を超える場合
  • 構造に関わる可能性がある深いひび割れ
  • 過去に補修歴がある箇所
  • 防水性能が要求される重要箇所
  • 高所作業が必要な箇所
  • 材料選択に迷いがある場合

最終的に重要なのは、**「安物買いの銭失い」にならないための正しい判断**です。短期的な費用の安さに惑わされず、建物全体のライフサイクルを考えた材料選択を行うことで、結果的に大幅なコスト削減と建物価値の維持が実現できます。

ぱんたロイド
補修材選びって、実は建物の「お医者さん選び」と同じなんです。症状に合わない治療をしたら悪化するし、適切な治療なら長期間健康を保てる。建物も同じで、正しい診断と適切な材料選択が何より大切なんですよね。

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