【SNS時代の集客戦略①】Instagramで変わる施工業界

2025年7月17日

SNSを使用している工事業者のイラスト

「SNSで業者を探す」──これはもはや特別なことではありません。

特に20〜30代の世代では、Google検索よりもInstagramで施工事例や業者の雰囲気を調べるのが一般的になりつつあります。

今回は、現場目線で「施工業界とInstagramの相性」や「集客・ブランド戦略のコツ」を深掘りしてまいります。


「インスタで全部決めた」──変化する情報収集のカタチ

とある知り合いの奥様(20代)は、マンションのリフォームをする際に、「風呂・トイレ・間取り、ほぼすべてInstagramで検索し、現物のイメージをしながら選んだ」という話をしていました。

当時私の中で、「Instagramで検索」という価値観は全くなく、すごく新鮮に思ったのを覚えています。

最近では飲食店もGoogleマップではなく「インスタ検索」が主流になりつつあります。施工業界においても「Instagramでの見え方=第一印象」として検索してくるお客様が台頭してくるのではないでしょうか。

ぱんたロイド
逆に僕みたいに施工の内情を知っているからこそ、施工店のインスタ見ちゃうところもあるよね。

Instagram運用で意識すべき3つのポイント

インスタグラムを投稿する現場管理者のイラスト

  1. 施工事例の“見せ方”がすべて
    ビフォーアフターや現場の清潔感、写真の構図・明るさが「信頼できそうか?」の判断材料になります。
  2. 人柄が伝わる投稿が響く
    職人の顔や作業風景、「今日はここまで!」などのちょっとした一言。
    「どんな人が来てくれるのか?」が伝わるアカウントが選ばれます。
  3. ハッシュタグ戦略
    #リフォーム #工務店 のような基本ワードに加え、
    #現場日記 #施工管理女子 など“ちょいゆる系”タグもミックスすると拡散力が上がります。

意外と多い“間違ったSNS運用”

よくある失敗が「SNS代行に丸投げ」してしまうパターン。

建築業界ならではの感覚を理解していない運用では、投稿内容がちぐはぐになり、せっかく整えたプロフィールやフィードが無意味に。

また、インフルエンサーと組んだはいいものの「安さ重視の層」が集まりすぎて、現場が回らなくなるという逆効果の例もあります。

実際に私の友人が、SNS代行業者にお願いした結果、年2件の問い合わせが月10件まで増えたそうです。
しかし、問い合わせが増えても契約に繋がらない、非現実的な要望ばかりで工事にならない、1人の対応に時間がかかりすぎる、という悲惨な状態に。
結果SNS戦略は一旦打ち切りにし、お客様の対応を優先したとのこと。

ぱんたロイド
バズればいいってもんじゃない!自分たちに合った「見せ方」が大事ですよ。

次の一手:「キャラ×施工業者」の新戦略

SNSを使用している工事業者のイラスト

建設業はInstagramと相性が良い一方、他業種に比べて投稿が堅めになりがちです。

そこで注目されているのが「キャラクター戦略」

  • 「現場あるある」や「職人語録」をイラスト投稿
  • ChatGPTで“大喜利ネタ”や“新人あるある”を企画
  • キャラを通じて会社の理念や文化を発信

これにより、ただの「業者」から“応援される会社”へと変化する可能性があります。

ぱんたロイド
僕みたいな“現場マスコット”が活躍する時代、そのうち来るかも!

まとめ:SNSで“共感される施工会社”に

InstagramなどのSNSは、ただの宣伝ではなく、「信頼構築」の場になっています。

施工の技術があって当然の時代。「どう見せるか」「どれだけ共感されるか」が次の集客に直結します。

今のうちに自社の方向性を明確にし、SNSでも選ばれる施工会社を目指していきましょう。

※本記事の一部画像はAIによる自動生成(ChatGPT・DALL·E)を使用しています。著作権上問題のない範囲で掲載しています。