【SNS時代の集客戦略②】リフォーム・施工業界における検索行動の変化

かつては「何かを知りたい・探したい=Google検索」でしたが、今では20〜30代を中心に「まずインスタで探す」という行動が当たり前になりつつあります。
リフォームや新築検討といった高額な意思決定でも、施工事例や空間の雰囲気を画像で確認できるInstagramは、非常に頼れる情報源となっています。
暇つぶしのツールにもなっているため、写真や動画をただみてるだけの人にも届くことがあります。
ユーザーは「検索」より「感覚」で探している
Instagramでは「施工会社」で検索するのではなく、“こんな雰囲気の家に住みたい”という感覚を軸に情報を探しています。
そのため、写真のトーン・構図・キャプションの言葉選びがとても重要。
職人目線でのこだわりが、一般の方には気にならない部分かもしれません。味気のない写真や業界用語の連発ではスルーされてしまうことも。
実際にInstagramやYoutubeなどを見てみると、一般向けに計算された写真や動画は、かなりのPV数や再生回数になっています。
逆に、写真や冒頭動画を見られた時に、魅力的なものじゃないとすぐ次の投稿へ飛ばされてしまうんです。
実績が豊富でも、無機質な写真や味気ない文章ではスルーされがちです。感覚に訴える「雰囲気づくり」が鍵となります。
「現場ネコ」になれなくても、“空気感”は発信できる
建設業界は、写真や動画にしやすい素材が豊富です。
- 施工前・施工後のビフォーアフター
- 職人の動きや真剣な表情を捉えた動画
- 施主のコメントと共に紹介する完成事例
- 雨の日や工夫を凝らした作業の様子
こうした投稿で“現場のストーリー”を伝えると、共感や信頼につながりやすくなります。
Instagramとブログ、両立は可能!
「SNSをやるとブログがおろそかに…」という声もありますが、両者は役割が違います。
- ブログ:検索流入/専門的な情報の提供
- Instagram:ブランディング/第一印象・共感形成
たとえば、ブログで「見積もり時に気をつけたい項目5選」といった実用コンテンツを発信しつつ、Instagramで現場の空気感や施工事例の魅力を伝えることで、SEO×SNSのハイブリッド集客が可能になります。
これから始める人へ──Instagram運用の3つの提案
- 現場を「SNS目線」で撮影する習慣をつける
スマホ1台で十分!構図や明るさを意識するだけでも印象アップ。 - 週2〜3回の投稿ペースを目安に
投稿は“数より質”ですが、継続こそ命です。 - ストーリーズで「職人紹介」や「進行中の現場の様子」
ライブ感や人柄が伝わることで、共感されやすくなります。
まとめ:Instagramは“施工会社の名刺”になる
かつての名刺やパンフレットに代わり、今ではInstagramがその会社の“顔”になっています。
施工技術や価格だけでは伝わらない、「人となり」や「現場の雰囲気」を伝える場として、Instagramは非常に有効です。
すでに多くのユーザーがInstagramで施工会社を選ぶ時代に突入しています。いまのうちに戦略を整えて、次世代の顧客とつながっていきましょう。